開催報告
2回目となる「円座展」は、山梨県北巨摩郡大泉村の緑豊かな八ヶ岳の高原に建つ、八ヶ嶺能舞台にて、2004年7月17日~19日の期間にて開催されました。
日本文化である「能」で使われる「扇」に焦点を当て、円座会員の杉本洋、中堀慎治、伊藤光治郎 制作の扇面で、能舞台に展示空間としての可能性を広げる展覧会となりました。
また、観世九皐会所蔵の扇を意匠とした能装束、中啓、仕舞扇を展示し、「能と扇と装束、扇の使い方講座」では能における扇の決まりごとや型の解説と、日常生活でのいろいろな扇の使いかたの解説を行い、「扇」に親しむきっかけを提供。
※ 中啓(ちゅうけい)・・・親骨の上端を外へそらし、畳んでも半ば開いているように作った扇