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江戸天保年間より日本橋で六代続く大経師の称号を頂く経新堂の表具師です。手がけるのは表装、額装、屏風、襖など表装全般で絵画・墨蹟・版画等の修復も手がけております。
過去の修復作品は狩野元信・岩佐又兵衛ほか大和絵から横山大観・上村松園ほか現代日本画をはじめ葛飾北斎・鳥文斎栄之などの肉筆浮世絵まで幅広く手がけております。
新作では杉本洋先生をはじめ現代日本画家、現代アートでは篠田桃紅先生などの表装を承っております。
ライフワークとして江戸表具研究会「表粋会」の代表とし後継者の育成に尽力中です。

1969年 経新堂、五代目の次男として生まれる。
1994年 五代目棟史の弟子となり、表具師となる。
2003年 第46回東京都表装展 全国表具経師内装連合会会長賞
2009年 第52回東京都表装展 都知事賞
2017年 第60回東京都表装展 都知事賞
全国表装作品展 札幌大会 札幌市長賞
現在横浜美術大学、京都造形芸術大学藝術学舎での非常勤講師。
一般社団法人 東京表具経師内装文化協会 理事。
NPO法人 美術保存修復センター横浜 理事

第60回東京都表装展
都知事賞作品
川合玉堂作「鮎釣り」

岩佐又兵衛作
「伊勢物語梓弓図」
2017年修復(重要美術品)